Photo Montage series

 

Salt Print
Normal size 878x260mm Edition of 3
Small size 520x156mm Edition of 3

 

フォトモンタージュシリーズ

 

ソルトプリント
ノーマルサイズ 878x260mm エディション3
小サイズ 520x156mm エディション3

 

「神々の閒」を模索するシリーズである
自然の顕れと、人間の祈りとが触れる境界
自然界でも人間界でもない境界に宿る「神々の閒」

 

神々は人間界の存在では無いと思う
神々は自然界の存在でも無いと思う
神々はそれらの狭閒の存在だと思う

 

自然が無ければ、神々は存在しなかっただろう
人間がいなければ、神々は存在しなかっただろう
では、自然と人間の境界はいつ生まれたのだろうか

 

洞窟壁画は、現生人類のみならず、旧人類のネアンデルタールも描いていたと昨今の研究が明らかにしている
おそらくこの時すでに、自然と人間（もしくは自然とネアンデルタールといった方が良いか）の閒に境界としての神々の閒は生まれていた、アートと共に

 

ネアンデルタールは言語を持っていたのだろうか？
洞窟壁画の存在から、少なくともイメージは持っていたといえる
もしも言語はまだ明確な形を形成していなかったとしても、神々の閒は存在しはじめていたと言えよう

 

このシリーズを通じて、私は私の中の洞窟的な壁面に、光の痕跡を用いて壁画を重ね描きしていこうと思う
時間軸も多様に、空間軸も多様に、多中心的で多重的な走馬灯の一部のように「神々の閒」に繋がる洞窟光画を無数にあらわしていきたいと思う